[東京 11日 ロイター] - <15:40> 日経平均・日足は「大陽線」、マド埋めで底打ちを確認 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「大陽線」。前営業日の伸びを欠いた「トウ バ」を包み込むような形の「抱き線」となり、リバウンド相場の基調が強いことを印象付 けた。底入れ確認の戻りの目安となる4日と5日に空けたマド(上限値は4日安値2万8 343円58銭)を埋めたことで、底打ちを確認した格好となった点も注目。 今後は、今回はワンタッチにとどまった75日移動平均線(2万8545円85銭= 11日)、さらには200日移動平均線(2万8709円52銭=同)を上回ることがで きるかどうかが注目される。 <15:10> 新興株式市場はしっかり、地合い好転し値幅取り資金が流入 新興株式市場は、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均がいずれも続伸した。市 場では「投資マインドの改善が読み取れるように地合いが好転し、動きの良い銘柄に値幅 取り資金が流入している」(国内証券)との声が聞かれる マザーズ総合は前営業日比1.61%高。直近のIPOのプロジェクトカンパニーのほか、アクアライン がストップ高となったほか、メルカリ が連 日の上場来高値更新。プレミアアンチエイジング 、ワンキャリア も堅調 に推移した。半面、フーバーブレイン が大幅安となった。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.72%高だった。スリー・ディー・マトリッ クス がストップ高となり、ウエストホールディングス 、フェローテック ホールディングス もしっかりだが、アジアゲートホールディングス が反 落した。 <14:25> 日経平均は強もちあい、テクニカル面の改善から安心感も 日経平均は強もちあい。2万8400円台で推移している。テクニカル面では、急落 時に空けたマドの下限値である4日安値2万8343円28銭を上回ったことで、目先底 入れムードが台頭。「円安進行という環境面の好転のほか、テクニカル面も改善が顕著に なってきたことで、買い安心感が生じている」(国内証券)という。 個別では、後場に入ってからソフトバンクグループ が上値追いの展開となっ たことが注目されていた。 <13:05> 後場の日経平均はもみあい、400円超高 石油関連株はしっかり 後場の日経平均は前営業日比400円ほど高い2万8400円台半ばでもみあい。値 動きに乏しく、後場の日経平均はの値幅は上下約78円にとどまっている。市場では「岸 田政権の経済政策の行方、企業決算など、確認したい項目がいくつかある。様子見姿勢が 強まりやすい」(国内証券)との声が聞かれた。 午後1時現在の東証1部の売買代金は1兆7147億2900万円。東証1部では鉱 業、海運業、輸送用機器、石油・石炭製品などの32業種が値上がり。電気・ガス業は値 下がりとなっている。11日の北海ブレント原油先物 は83.20ドルと一段高 となっており、石油関連株を押し上げる要因となっている。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、円安やアジア株高が支え リバウンドが継 続との声も 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比440円01銭高の2万8488円9 5銭となり、3日続伸した。朝方は前週末の米株安を嫌気する形で反落スタートとなった が、その後はプラス圏に浮上した。市場では、アジア株高や為替の円安を指摘する見方が あったほか、「リバウンド局面は継続している」(国内証券)との声も聞かれた。 前週末8日の米国株式市場では、主要3指数が下落した。9月の米雇用統計は失望を 誘う内容となった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が年内に量的緩和の縮小(テーパ リング)を開始するという観測に変化はないとの見方が優勢で、米長期金利は上昇した。 日経平均はマイナス圏でのスタートとなったが、その後急速に巻き返し、一時532 円42銭高の2万8581円36銭で高値を付けた。為替のドル/円が一時112.45 円と、2018年12月以来の高値を付けたことや、香港ハンセン、上海総合指数などの アジア株がプラス圏での推移となったことが支援材料となった。 市場では、「日経平均は先週6日までに2700円以上下落したため、リバウンドが まだ続いている。これからは総選挙や企業決算を意識した動きとなるのではないか。ここ からが正念場」(国内証券)との声が聞かれた。 TOPIXは1.41%高の1989.51ポイントで午前の取引を終了。東証1部 の売買代金は1兆4743億8300万円。東証33業種では、電気・ガス業、パルプ・ 紙を除く31業種が値上がり。空運業、鉱業、輸送用機器、ガラス・土石製品、海運業な どは値上がり率上位となった。 個別では、安川電機 が0.39%安。朝方は一時4%超安となったが、その 後戻り歩調をたどった。同社は8日に今期2回目となる業績予想の上方修正を発表したが 、「マーケットはもう少し上の数字を期待していたようだ」(国内証券)との声が聞かれ た。 そのほか、ファーストリテイリング 、ソフトバンクグループ 、リク ルートホールディングス 、ファナック など日経平均の値がさ株がしっか り。KDDI 、資生堂 などは売られた。 東証1部の騰落数は、値上がり1670銘柄に対し、値下がりが420銘柄、変わら ずが87銘柄だった。 <11:10> 日経平均は一時500円超高、円安やコロナ感染者の急速減少が支 え 日経平均は上げ幅を拡大し、一時前営業日比532円42銭高の2万8581円36 銭で高値をつけた。その後は400円超高の2万8500円台前半での推移となっている 。 市場では、為替のドル/円が一時112.41円と、2018年12月20日以来の 高値を付けたことが支援材料となっているとの見方があったほか「国内でのコロナ感染者 が急速に減少したため、いったん懸念材料がなくなり、買い戻しが先行している」(国内 証券)との声も聞かれた。 東証33業種では、電気・ガス業、パルプ・紙を除く31業種が値上がり。海運株、 空運業、輸送用機器、ガラス・土石製品などが値上がり率上位となっている。 <09:58> 日経平均はプラス転換、下げ強まった値がさ株に押し目買い 日経平均はプラス転換した。市場では「朝方に売りが強まった指数寄与度の大きい値 がさ株が、売り一巡後に押し目買いが入って持ち直しており、その影響が大きい」(国内 証券)との声が出ている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は朝方にさえない値動きだった が、プラスに転じた。ソフトバンクグループ もしっかり。東京エレクトロンなど半導体関連株は、一時売りが強まったがマイナス幅を縮める動きとなっている。 東証1部の値上がり銘柄数は1587で全体の73%を占める。値下がりは474、 変わらずは110となっている。市場では「先週来のリバウンド局面は継続している」( 別の国内証券)との声も聞かれる。 <09:05> 日経平均は反落スタート、米株下落を嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比71円37銭安の2万7977円 57銭となり、反落して始まった。前週末の米株安を嫌気する形となっている。 米金利上昇を受けて銀行株が、原油高を受けて鉱業株が、それぞれしっかり。一方、 東京エレクトロン など半導体関連株は総じて軟調となっている。 2回目の業績予想の上方修正を発表した安川電機 はさえない動き。主力株は 、トヨタ自動車 やソニーグループ がしっかり。指数寄与度の大きいファ ーストリテイリング がさえない一方、ソフトバンクグループ はプラスと なっている。 <08:45> 寄り前の板状況、主力株はまちまち 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソフトバンクグル ープ は売り買い拮抗、ソニーグループ 、ホンダ は買い優勢、東 京エレクトロン は売り優勢で、まちまちとなっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は買い優 勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ が、買い優勢となって いる。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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