[東京 30日 ロイター] - <14:10> 日経平均はマイナス転換、ファーストリテの下げが重し 日経平均はマイナスに転換。市場では「引け後にMSCI(モルガン・スタンレー・ キャピタル・インターナショナル)が定期銘柄入れ替えを行うのに伴い2000億円超の 資金流出が観測されており、それを見極めたいとのムードが生じて買い手控えられている 」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声が聞かれる。 個別では、ファーストリテイリング が大幅安となり、年初来安値を更新。除 数28.373で計算すると日経平均を80円近く押し下げ、株価全体の重しとなってい る。 <13:01> 後場の日経平均は上げ幅を縮小、値がさ株を中心に利益確定売り 日経平均は上げ幅を縮小している。後場寄り後まもなく108円29銭高の2万83 92円21銭できょうの安値を付けた後、2万8400円台でのもみあいとなっている。 値がさ株を中心に利益確定売りが先行したほか、昼休み時間中に米株先物が上げ幅を縮小 した流れを引き継いだ。 オミクロン株への警戒感は根強く、感染拡大の影響を受けやすい銘柄の上値は重いと いい、「半導体関連などは仮に感染が深刻化しても買われるが、それ以外の銘柄が多いの が事実」(国内証券)との声が聞かれる。 午後1時現在の東証1部の売買代金は1兆6779億6800万円。東証33業種で は、鉄鋼、医薬品、その他製品を除く30業種が値上がり。陸運業、空運業、鉱業、金属 製品などが値上がり率上位となっている。 <11:50> 前場の日経平均は反発、米株高を好感 買い一巡後は伸び悩み 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比214円99銭高の2万8498円9 1銭となり、3日ぶりに反発した。前日の米株高を好感したほか、自律反発狙いの買いが 先行した。ただ、南アフリカで確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」が 引き続き警戒されていることもあり、買い一巡後は伸び悩み、徐々に上げ幅を縮小する展 開となった。 週明け29日の米国株式市場では、主要株価3指数がいずれも前週末の急落から反発 した。「オミクロン」について、バイデン米大統領がロックダウン(都市封鎖)の再導入 にはつながらないと述べ、安心感が広がった。テクノロジー株の上昇に支援され、ナスダ ック総合 が上げを主導した。 日経平均は反発スタート。米株高を好感したほか、日経平均は前日までの2営業日で で約1200円下落したため、反動から買いが優勢となり、寄り付き後間もなく前営業日 比434円78銭高の2万8718円70銭で高値を付けた。その後は伸び悩み、時間外 取引での米株先物の値動きに追随する格好となった。 取引時間中に中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI )は50.1と、10月の49.2から上昇した。市場予想の49.6を上回り、景況改 善・悪化の分岐点となる50を8月以降初めて上回ったものの、日本株への影響は限定的 だった。 市場では「米国ハイテク株が強いので、売る理由は特にない。ただ、日本独自の材料 ではないほか、オミクロンが依然として警戒されているため、上値は重い」(国内証券) との声が聞かれる。 個別では、東京エレクトロン 、アドバンテスト などの半導体製造関 連がしっかり。2銘柄で日経平均を約78円押し上げた。米フィラデルフィア半導体指数 (SOX指数)が4%上昇したことなどが好感された。 そのほか、ニコン 、オリンパス 、ソニーグループ なども しっかり。三菱自動車工業 、日産自動車 、マツダ などの自動車 株はさえなかった。 TOPIXは1.06%高の1969.14ポイントで午前の取引を終了。東証1部 の売買代金は1兆3788億2700万円だった。東証33業種では、医薬品、鉄鋼を除 く31業種が値上がり。陸運業、鉄鋼、水産・農林業、精密機器、石油・石炭製品などが 値上がり率上位となった。 東証1部の騰落数は、値上がりが1795銘柄(82%)、値下がりが330銘柄( 15%)、変わらずが59銘柄(2%)だった。 <09:56> 日経平均は高値もみあい、変異株への警戒感払拭されず伸び悩み 日経平均は高値圏でもみあっている。自律反発狙いの買いが先行して反発で寄り付い た後は、伸び悩んでいる。 投資家の不安心理を示すボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX指数) は一時に比べ低下したが、節目とされる20を引き続き上回っており、市場では「オミク ロン株への警戒感は、まだ払拭されておらず、前日までの下落を踏まえると買い戻しは小 幅」(国内証券)との見方が出ている。日経平均は過去2営業日で1200円程度下落し ていた。 朝方には10月の鉱工業生産指数速報が発表されたが、市場の反応は限定的。自動車 など輸送用機械が前月比で15.4%上昇したが「各社が挽回生産の計画を示しており、 市場ではおおむね織り込まれている」(別の国内証券)との受け止めが聞かれた。 <09:05> 日経平均は反発スタート、米株上昇を好感 主力株・ハイテク株が 高い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比327円81銭高の2万8611 円73銭となり、反発して始まった。前日の米株高を好感する形となっている。 トヨタ自動車 やソニーグループ といった主力株は堅調な動きが目立 つ。東京エレクトロン など半導体関連や電子部品関連も総じて上昇。指数寄与度 の大きいファーストリテイリング 、ソフトバンクグループ もプラスとな っている。東証の業種別では、午前9時5分現在で33業種すべてが上昇している。 <08:45> 寄り前の板状況、トヨタなど主力株は買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ<6 758.T>、ホンダ 、東京エレクトロン が買い優勢となっている。ソフトバ ンクグループ は売り優勢。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は買い優 勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ は買い優勢。みずほフィナンシャルグループ は売り買い 拮抗となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
.