[東京 20日 ロイター] - <16:10> 日経平均・日足は「大陰線」、2万8000円を割り込む 日経平均・日足は上下に短めのひげを伴う「大陰線」となった。心理的な下値サポー トラインになるとみられた2万8000円を割り込むとともに、長短移動平均線との下方 かい離率が拡大し、弱気に傾斜する動きとなっている。 ただ、短期的には下げ過ぎとの印象が強いうえに、時価水準より下値の2万7000 円前半は支持線として強く意識されており、目先は自律反発のタイミングを計る場面と言 えそうだ。 <15:15> 新興株市場は続落、マザーズ指数が連日の年初来安値 新興株市場は、東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均がともに続落した。マザー ズ指数は連日の年初来安値更新。市場では「個人投資家が追い証発生で投げさせらる例が 目立っている」(国内証券)との声が聞かれる。 きょうマザーズ市場に新規上場したHYUGA PRIMARY C は公開 価格を40%上回る3640円で初値を付けた後、ストップ高に買われた一方、グローバ ルセキュリティエキスパ は公開価格を43.57%上回る4020円で初値を付 けた後、ストップ安に沈むなど、高値発進の後は明暗を分けた。 一方、同じく新規上場のJDSC は初値こそ、公開価格をわずか0.05% 上回る1681円だったが、その後はストップ高となった。 マザーズ総合は前営業日比1.60%安。サイエンスアーツ がストップ安と なったほか、メディア総研 が大幅安。半面、フレアス がストップ高に買 われた。 日経ジャスダック平均は前営業日比1.65%安。フェローテックホールディングス 、ハーモニック・ドライブ・システムズ などがさえないが、SIホール ディングス はストップ高となった。 <14:20> 日経平均は安値もみあい、2万8000円割れの水準で下げ渋る 日経平均は安値もみあい。下値の目安として意識されていた2万8000円を割り込 んだ後は下げ渋っている。これまでに2万7000円台では買いが入り下げ止まった経緯 があるため、短期筋の売りもこの水準ではいったん止まるとの指摘もあった。 市場では「個人投資家は追い証発生で懐が痛んでおり、押し目を積極的に買う動きと はならない一方、年末の損益通算に伴う売りも出やすいため、需給面はかなり厳しい状態 にある」(国内証券)との声が聞かれる。 <13:04> 日経平均は2万8000円下回る、短期筋の売り仕掛けへの警戒感も 日経平均は後場に入って、戻りの鈍い動きを続けている。一時2万8000円を下回 り、12月7日以来の低水準に下落した。中国が利下げに動いたことで、中国景気への懸 念が出ているとの見方がある一方、市場では「市場参加者が少ないところ、短期筋の仕掛 け的な売りに振らされている印象」(国内証券)との指摘も根強い。 2万8000円割れの水準では押し目買いが支えになると期待する声がある一方、前 場の東証株価指数(TOPIX)は1.61%安で、市場で日銀の上場投資信託(ETF )買いの目安とされる2.0%超安の水準に届いておらず「日銀のETF買いは期待でき そうにない。押し目買いもあまり入らないとみれば、一段の売り仕掛けもあるかもしれな い」(同)と警戒する見方も出ていた。 <11:50> 前場の日経平均は大幅続落、米株安やオミクロン警戒が重し 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比490円40銭安の2万8055円2 8銭と、大幅に続落した。オミクロン株への警戒感から朝方に安く始まった後、中国株が 軟調に推移する中、下げ幅を拡大した。 週末17日の米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種は1.48%安となった。コ ロナ禍で実施した景気刺激策を早期に終了させるとの米連邦準備理事会(FRB)の決定 が消化され、オミクロン変異株を巡る懸念が広がる中で大手ハイテク株が売られた。 東京市場で日経平均は、安く始まった後も上値が重かった。前週末の米株安や、オミ クロン株の感染拡大による世界経済への悪影響の懸念が重しとなった。中国で利下げの発 表があった前後から中国株が下落すると、日本株も連れて下げを深める場面があった。市 場では「商いが薄い中で先物の売りに振らされやすい」(国内証券)との声が聞かれた。 日経平均は、一時2万8015円05銭に下落し、心理的節目2万8000円に接近 した。その後は、やや下げ渋り「値ごろ感から押し目買いが支えになった」(別の国内証 券)との声が聞かれた。 TOPIXは1.61%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1493 億3600万円だった。東証33業種は全業種が下落した。下落率上位は、ゴム製品、鉱 業、証券業、石油・石炭製品、銀行業などだった。 個別では、トヨタ自動車 やソニーグループ などの主力株は冴えない 動きが目立った。東京エレクトロン など半導体製造装置関連も総じて弱かった。 一方、トレンドマイクロ やNEC 、任天堂 はしっかり。 東証1部の騰落数は、値上がりが162銘柄(7%)、値下がりが1981銘柄(9 0%)、変わらずが40銘柄(1%)だった。 <11:12> 日経平均は500円超安、商い薄く先物に振らされる 日経平均は一時500円を超える下落となった。オミクロン株の感染拡大による世界 的への悪影響の懸念が重しとなっている。「商いが薄い中で先物の売りに振らされる展開 になっている」(国内証券)という。心理的節目2万8000円に接近し、やや下げ渋っ ており「値ごろ感から押し目買いが入っている」(別の国内証券)との声が聞かれる。 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利( ローンプライムレート、LPR)の1年物を大方の市場予想通り5ベーシスポイント(b p)引き下げたが、事前予想通りで、相場の反応は限定的だった。引き下げは2020年 4月以来1年8カ月ぶり。 <10:00> 日経平均は材料難で小動き、200円超安 日経平均は前営業日比200円超安の2万8300円台前半で小動きとなっている。 市場では「クリスマス休暇前で重要イベント・経済指標などの予定もなく、米株先物やア ジア株の動きを見極めながらの展開になるだろう」(国内証券)との声が聞かれる。 東証33業種では、医薬品を除く32業種が値下がり。半面、ゴム製品、証券業、非 鉄金属、石油・石炭製品、鉱業、銀行業などが値下がり率上位となっている。前週末の米 国株式市場で景気敏感株中心に売りが広がった流れを引き継ぐ展開となっている。各国中 銀による金融政策引き締めに対する警戒感は、前週末時点で織り込み済みという。 <09:05> 寄り付きの日経平均は続落、200円超安 オミクロン株を警戒 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比220円22銭安の2万8325 円46銭と続落した。欧州を中心に新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染が急拡 大していることを嫌気する形でスタートした。 TOPIXは0.90%超安の1965ポイント近辺。東証33業種では、全業種が 値下がり。ゴム製品、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属、繊維業、機械などが値下がり率 上位となっている。 <08:45> 寄り前の板状況、トヨタ自など売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、キヤノン が売り優勢、ホンダ が買い優勢、ソニーグループ 、東京エレクトロン<8 035.T>、ソフトバンクグループ が売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り優勢、ファナック<6954. T>は売り買い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ が売り買い拮抗となっ ている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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